AIの話は「何ができるか」から始まりがちですが、それだと続きません。でらぐーは「御社のどの業務が、社長一人に貼りついているか」から始めます。
こんな状態ではありませんか
- AIがよいらしいとは聞くが、自社の何に使えるのか見当がつかない
- 社長や特定の社員しかできない業務があり、その人が倒れたら止まる
- 毎月あたりまえのように発生する手作業(領収書の整理、集計、転記)に時間を取られている
- 以前システムやRPAを入れたが、使われずに終わった
- 社員に「AIを使え」と言ってはみたが、誰も使っていない
なぜ、AIの導入はたいてい失敗するのか
一番多い失敗は、ツールから入ることです。評判のいいツールを契約し、研修をやり、そこで止まる。自社のどの業務をどう変えるのかが決まっていないので、翌月には誰も開いていません。
二番目は、自分で直せないものを入れることです。私自身、数年前にRPAで失敗しました。高額で、動きが遅く、何より不具合が出ても自分で直せない。業者を呼ぶたびに費用と時間がかかり、結局使わなくなりました。中小企業にとって、外注しないと直せない仕組みは、壊れた時点で終わりです。
三番目は、手段が目的になることです。AIを入れること自体には何の価値もありません。価値があるのは、その先です。社長が手を離せるようになること。事務の人が空いた時間を別の仕事に使えること。「あの人しか知らない」をなくすこと。これは経営の課題であって、ITの課題ではありません。
でらぐーが、このテーマをやっている理由
でらぐーの母体である有限会社サンライズは、社員6人の損害保険代理店です。IT企業ではありません。代表の私にプログラムの知識はありません。
それでも、いま社内では次のような仕組みが毎日動いています。領収書や請求書の画像を読み取って「日付_発行元_内容_金額」の形に自動で名前を付ける。給与ソフトのCSVから会計ソフト用の仕訳を作る。月次の損益を取り込んで予算比・前年比を更新する。決算書3期分を並べて損益分岐点まで出す。保険の見積書を自社書式に作り替える。すべて、私が自分で作って、自分で直せるものです。
きっかけは「このままでは続けられない」という危機感でした。やらなければ永遠に解決できないと思ったからで、新しいもの好きだからではありません。自分が実際にやってつまずいた場所を知っていることが、このテーマでお手伝いできる唯一の根拠だと思っています。
でらぐーの進め方
- 止まったら困る業務を洗い出す「社長や特定の人しかできない業務」「毎月必ず発生する手作業」を書き出し、頻度と所要時間を並べます。ここで優先順位がつきます。全部やろうとすると必ず頓挫するので、最初に手をつけるのは一つだけにします。
- 一つ選んで、実際に動くものを作る選んだ業務について、御社の実際のデータで動く仕組みを一緒に作ります。資料を見せて説明するのではなく、その場で動かします。ここで「うちでもできる」と腹落ちするかどうかが分かれ目です。
- 社員が使える形にする社長だけが使える状態では属人化が移動しただけです。手順書を作り、勉強会をやり、社員が自分の面倒くさい仕事に自分で手を出せるところまで持っていきます。「何をやったらいいかわからない」という人が必ずいるので、その人の巻き込み方も一緒に考えます。
- 空いた時間の使い道を決めるここを決めないと、効率化しただけで終わります。営業なら新規開拓や顧客との関係づくり、事務なら営業補助や自己研鑽。何に振り向けるかを先に決めておくのが、経営としての仕上げです。
終わったときの状態
- 最低一つ、毎日・毎月動く仕組みが社内にある
- その仕組みを、御社の人が自分で直せる
- 「あの人しかできない」業務が減っている
- 空いた時間を何に使うかが決まっている
自社での実践
有限会社サンライズ(損害保険代理店・社員6名)
- 着手前
- 経理・給与・月次決算の手作業が社長に集中。過去にRPAを導入したが、高額なうえ自分で直せず使わなくなっていた。プログラムの知識はゼロ。
- やったこと
- 面倒な業務を一つずつ選び、自分で作っては直すことを繰り返した。領収書の自動リネーム、給与仕訳、月次損益の取り込み、決算3期比較、見積書の作り替えなど。あわせて社員6名への勉強会を継続中。
- いまの状態
- 複数の仕組みが日常業務として動いている。社員が自分の業務にAIを使い始めている段階。外部からの依頼で、経営者向けの研修や公的機関でのセミナーも行うようになった。
研修の実績
経営者向け研修・セミナー
- 食品製造業
- 社員6名の会社で、社長・後継者候補・事務の方の計4名が参加。約2時間、実際に手を動かすハンズオン形式で、スマホから簡単なアプリを作るところまで。
- 公的機関
- 商工会議所などの公的機関で、中小企業の経営者向けに90分のセミナー。参加者自身にその場で経営シミュレーターを作ってもらい、後半で実際に動いている仕組みを実演。代表は公的支援機関の相談員も務めています。
研修は「話を聞いて終わり」にしません。その場で参加者に動かしてもらい、「自社でやってみよう」と思って帰っていただくことを目的にしています。
ご相談から着手までの流れ
- 初回相談(60分・無料)お電話(052-990-3517/平日9:00〜17:30)かお問合わせフォームからご連絡ください。名古屋市北区五反田町の事務所に相談室がありますので、ご来訪いただけます。オンラインでも承ります。この場では営業はいたしません。課題をうかがい、進め方の見立てをお伝えします。
- お見積りと期間のご提示必要な作業量をふまえて、金額と期間をお出しします。「どうなったら終わりか」も、このときに一緒に決めます。ご依頼いただかない判断も、もちろんありです。
- 着手決めた期間、決めた課題に取り組みます。期間が終われば、いったん区切ります。
でらぐーは、ずっと外から支え続けることを目的にしていません。御社が自分で回せるようになることがゴールです。そのため、長期の顧問契約は前提にしていません。
期間と費用
研修
| 経営者・社員向け研修 | 実際に手を動かしていただくハンズオン形式(2時間〜) 100,000円〜 |
|---|
人数・内容・実施回数によって変わります。初回のご相談でご希望をうかがったうえでお見積りします。
診断・伴走支援
| 初回相談 | 課題の整理と進め方のご提案(60分) 無料 |
|---|---|
| 経営診断 | 決算書と現場から、どこに手をつけるべきかを整理します(1ヶ月) 150,000円〜 |
| 伴走支援(3ヶ月) | 課題を一つ決めて、月2回。はじめに「どうなったら終わりか」を一緒に決めます 月 100,000円〜 |
| 伴走支援(6ヶ月) | 同じ進め方で、期間を長めにとる場合 月 80,000円〜 |
| スポット相談 | 単発のご相談・セカンドオピニオン 1時間 15,000円 |
金額は、会社の規模と課題の難易度によって幅があります。初回のご相談のうえで、金額と期間をお見積りします。表示はすべて税別です。交通費は実費を申し受けます。なお、AIの利用料(ChatGPTやClaudeなどの月額)は御社でご契約いただくもので、上記には含まれません。無料で始められるものもありますが、本格的に使う場合は1人あたり月数千円程度を見込んでください。
よくあるご質問
パソコンが得意な社員がいません。それでもできますか?
できます。私自身プログラムの知識はゼロで、サンライズの社員も特別詳しいわけではありません。むしろ「詳しくない人でも回せる形にする」ことが、この支援の中身です。詳しい人が一人いる会社ほど、その人に属人化して危ないとも言えます。
以前RPAやシステムを入れて失敗しました。また同じことになりませんか?
同じ失敗を私もしています。原因は、外注しないと直せないものを入れたことでした。ですので、御社の方が自分で直せる形にすることを最優先にします。完成品を納品して終わり、という進め方はしません。
AIに会社の情報を入れて大丈夫でしょうか?
何を入れてよくて何がだめかの線引きは、最初に一緒に決めます。顧客の個人情報や機密性の高い資料の扱いは、利用するサービスの契約形態によって変わります。社内の利用ルールづくりも支援の範囲に含めています。