理念は、額に入れて壁に貼るためのものではありません。迷ったときに「うちはこっちだ」と決めるための、判断の基準です。
こんな状態ではありませんか
- 理念はあるが、社員に聞いても誰も言えない
- 創業者から引き継いだ言葉が、今の事業と噛み合っていない気がする
- 社長と幹部で、判断の基準がばらばらになっている
- 採用の場面で、自社を語る言葉が出てこない
- 理念はきれいごとだと思っていて、正直あまり信じていない
理念が機能しないときに起きていること
使われない理念には、たいてい二つの問題のどちらかがあります。
一つは、どこの会社にも当てはまる言葉になっていること。「お客様第一」「社会に貢献」——間違ってはいませんが、これでは何も決められません。判断の基準として機能する理念は、必ず「何を取って、何を捨てるか」を含んでいます。捨てるものが書いていない理念は、迷ったときに使えません。
もう一つは、社長の実感から出ていないこと。コンサルタントや制作会社がきれいにまとめた言葉は、文章としては整っていても、社長自身が本気で言えません。社長が言えないものを、社員が信じるはずがない。理念づくりの仕事の大半は、新しい言葉を考えることではなく、社長の中にすでにある判断基準を掘り出して、言葉にすることです。
でらぐーがこの順番にこだわるのは、自分が経営者だからです。実践していないことを理屈だけで語っても薄くなる、というのが基本的な考え方です。
でらぐーの進め方
- 社長に徹底的に聞くなぜこの事業を選んだのか。これまでで一番うれしかった仕事と、一番悔しかった仕事は何か。断った仕事はあるか、なぜ断ったのか。きれいな話ではなく、実際にあった出来事を聞きます。理念の材料はここにしかありません。
- 判断の軸を取り出すうかがった話から、共通して出てくる判断の基準を抜き出します。「安くても引き受ける仕事と、高くても断る仕事の境目はどこか」。この境目が、その会社の理念の芯です。
- 短い言葉にする社長が自分の口で言えて、社員が覚えていられる長さに削ります。長い文章は覚えられず、覚えられない理念は使われません。あわせて、3〜5年後のビジョン(どんな会社になっているか)も具体的な状態として書きます。
- 伝える場をつくるできた言葉を、どう社員に伝えるか。朝礼なのか、全社の場なのか、個別の面談なのか。会社の規模と社風に合った伝え方を決め、最初の一回は一緒に設計します。作って終わりにしません。
終わったときの状態
- 社長が、自分の言葉で理念を語れる
- 幹部が、判断に迷ったときの基準を共有している
- 採用面接や取引先への説明で、自社を語る言葉がある
- 3〜5年後にどうなっているかが、具体的に書かれている
ご相談から着手までの流れ
- 初回相談(60分・無料)お電話(052-990-3517/平日9:00〜17:30)かお問合わせフォームからご連絡ください。名古屋市北区五反田町の事務所に相談室がありますので、ご来訪いただけます。オンラインでも承ります。この場では営業はいたしません。課題をうかがい、進め方の見立てをお伝えします。
- お見積りと期間のご提示必要な作業量をふまえて、金額と期間をお出しします。「どうなったら終わりか」も、このときに一緒に決めます。ご依頼いただかない判断も、もちろんありです。
- 着手決めた期間、決めた課題に取り組みます。期間が終われば、いったん区切ります。
でらぐーは、ずっと外から支え続けることを目的にしていません。御社が自分で回せるようになることがゴールです。そのため、長期の顧問契約は前提にしていません。
期間と費用
| 初回相談 | 課題の整理と進め方のご提案(60分) 無料 |
|---|---|
| 経営診断 | 決算書と現場から、どこに手をつけるべきかを整理します(1ヶ月) 150,000円〜 |
| 伴走支援(3ヶ月) | 課題を一つ決めて、月2回。はじめに「どうなったら終わりか」を一緒に決めます 月 100,000円〜 |
| 伴走支援(6ヶ月) | 同じ進め方で、期間を長めにとる場合 月 80,000円〜 |
| スポット相談 | 単発のご相談・セカンドオピニオン 1時間 15,000円 |
金額は、会社の規模と課題の難易度によって幅があります。初回のご相談のうえで、金額と期間をお見積りします。表示はすべて税別です。交通費は実費を申し受けます。期間終了後はいったん区切ります。次の課題が出たときに、また。
よくあるご質問
理念より先に、売上をなんとかしたいのですが。
その場合は、財務や経営計画から入ることをおすすめします。順番を間違えると理念が絵空事になります。初回相談で、どこから手をつけるべきかを一緒に決めましょう。遠慮なくそうお伝えください。
先代から受け継いだ理念を変えてもいいものでしょうか。
変える・変えないを決めるのは社長ご自身です。でらぐーがお手伝いするのは、先代の言葉が何を言おうとしていたのかを掘り下げ、いまの事業に照らして何を残し何を言い換えるかを整理するところまでです。丸ごと捨てる前提では進めません。
社員も参加させたほうがいいですか?
会社によります。社長の考えが固まっていない段階で社員を入れると、まとまらないことが多いです。まず社長の軸を固め、そのあと社員の言葉を足していく順番をおすすめしています。